ヨガで唱えるマントラ「オーム(OM)」とは

ヨガのレッスンでは、「オーム(OM)」のマントラを唱えることがあります。日本ではオウム真理教の影響もあり、オームの言葉が怪しいと誤解されていますが、インドでは聖なる音として崇拝されています。
オームとは、一体どんな言葉なのでしょうか?

目次

オームとは、宇宙の始まりの音

言葉には霊的な力が宿ると言われており、日本ではそれを「言霊」と呼んでいます。
ヨガで最も神聖な言葉が、オーム。宇宙の始まりの音と言われているからです。

オームはアルファベットで表記すると、「a・u・m」に分けられますが、「創造・維持・破壊」を象徴しているそうです。例えば、一昔前は電話といえば、自宅にある固定電話が一般的でした。それが携帯電話が創造されたことにより、家に連絡するという概念が破壊され、携帯を持つ習慣が維持されることになりました。その携帯電話も「i-phone」の登場により通話機能のみならず、ネット機能も兼ね備えたスマートフォンへと進化を遂げたことにより、生活が一変しました。

創造・維持・破壊とは、物事のサイクルを表しています。その物事のサイクルを繰り返すことで、人類も文明も変化し続けることができたのです。

音の振動がもたらすマントラの効果

では、オームのマントラを唱えることで、どのような効果があるのでしょうか?

オームを唱えたり聴いたりすることで、音の振動をからだがキャッチします。オームには聖なる音として霊的な力があり、体の中にある悩みや不安、疲れ、迷いなどを振り払ってくれる力を持っています。

音にそんな力があるのかと疑いになる方もいるかもしれません。世の中には、音楽療法があります。音楽を流すとリラックスできたり、エネルギーが漲ってきたり、反対に失恋した曲を聴くと悲しくなったりします。たった一つの音は、音でしかありません。しかし音が連なると、感情やエネルギーが込められ、人間の心を動かす力も得ることができます。

マントラの調和を心地よく感じられる

オームには、いろいろな思いが込められていそうです。ヨガの行者もオームを唱えるときには、神様を思い浮かべているのではないでしょうか。仏教の「唵」、キリスト教の「アーメン」もオームが語源という説があるようですし、祈りを捧げるような思いが積み重なっているはず。

ヨガのレッスンでオームのマントラを唱えると、自分の声だけではなく、周りの声とも響きあうのが心地よく感じられます。音が重なり合い、調和していくのです。

オームのマントラが神聖なものと、無理に信じることはありません。ただオームは宇宙の始まりの音を表し、神様が宿っていると頭の片隅に入れてみてください。言葉の力があなたを癒し、力を与えてくれたときに神様を感じ取ってくれたら、素敵なことだと思うのです。

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