モーリー、心霊現象にあったってよ

これは少しまえのお話し。
友達とご飯を食べていた時のことでした。

最初は5人で和気あいあいと食べていたのですが、ひとり、ひとりと帰っていき、3人になりました。その後もぽつりぽつりと話していたのですが、すっと静まり帰ったときに友達が言いました。

「聞いてください、昨日お風呂に幽霊が出たんですよ!」

聞くと、右肩のあたりを引っかかれて、赤い痣ができたそう。
へぇー、怖いねと言いながら、僕はどこか他人事の気持ちが残っていました。それを見抜いてか、追い打ちをかけるように言い放ちます。

「実はまだ、右肩のあたりに憑いているんですよ」
「マジか!」

なぜその行動をとったのか、いまだにわかりません。
僕は立ち上がり、友達の肩のあたりに手をかざしました。
すると、明らかにそこだけ空気が冷たいのです。

・・・あれっ、もしかしてガチなやつ?

僕は目を閉じ手のひらに気を集めるように意識して、肩から腕、手の方へ移動したり、近づけたり遠ざけたりしてみました。冷たい空気も腕の方に下がったり、顔に移ったり、足へ下がったりしました。いくら何でも不自然なほどに。

・・・あっ、これガチなやつやん。

嬉しくないことに幽霊がいると確信できました。
僕は幽霊が視えるわけではありませんが、夜中に嫌な空気を感じることはあって、電気を着けたり音楽を鳴らしたりして追い払っていました。いままでも幽霊はいるんだろうと思いつつも、ここまで存在を感じたことはありません。

その後も光明真言を唱えたり、お線香を焚いたり、ティンシャを鳴らしたら、幽霊は嫌がるそぶりを見せるものの、結局友達から離れませんでした(友達は表情がわかるらしい)。
心配ではあるものの時間も遅くなってきたため、友達の部屋に行きなにも起きないのを確認してから、僕は家に帰りました。

真夜中の再戦、そして丑三つ時へ

時計の針が天井を超える頃、友達から電話がかかってきました。
なかば悟りながら電話に出たら、案の定もう一人ではいられないとのこと。友達の家に向かうことを伝え、安心できるように通話したまま向かいました。

友達の家に着くと、確かにいや〜な空気が漂っていました。
誰かに視られているような、そんな落ちつかない感じ。
とりあえずスマホで洋楽やクラシックを流していると、そんな空気も安らぎました。

どんなことが起きたのか聞いてみると、天井からどんどんと激しい足音がしたり、窓を外からバン!と叩かれたりしたみたい。しかし僕がいると、そんな不可思議な現象は起きません。幽霊さんも意外と人目を気にするのかしら。

いちばん心霊現象が激しい時間帯は2時〜3時だそうで、まだ1時間以上も先のことです。友達とおしゃべりをしながら、2時が来るのを待つことにしました。
そして2時になる前に部屋の電気を消し、スマホの音楽も止めて準備万全。
幽霊さんが現れるのを待ちます。

すると、友達が叫びました。
「冷蔵庫の上にいる!」

おたふくみたいな大きな顔だけのお化けが冷蔵庫の上にいるというのです。
そのお化けが笑ったり怒ったり、百面相をしているそう。
まったくわかりませんが。

僕は立ち上がり手のひらをかざしながら、「オン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラ マニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン」と心の中で光明真言を唱えます。すると、友達は怯えながらも「いなくなった」と言いました。
わからないけど。

ただこれは今でも不思議です。
リビングの隅に冷蔵庫が置いてあり、その位置から玄関が見えます。玄関までの距離は2メートルくらい。その時僕が立っていたのは、冷蔵庫の前でした。
そこから玄関を見たら、真っ暗闇とはいえ玄関がはっきりと見えないのです。闇に吸い込まれてしまいそうな、緑色の蜘蛛の巣が張られているような異空間な気がしました。

気味が悪いため友達のそばに戻り、一時電気をつけたり音楽を鳴らしたり様子の変化を伺っていると、友達がポツリと言います。

「台所にだれか立っているんですよね」

台所から友達をじーっと見ているそうです。案の定僕には見えません。
立ち上がり台所で合掌しながら、お祈りをしてみました。

私たちにはあなたを成仏させることはできないので、
神様に成仏してもらってください。
と心の中で念じたらいいとネットに書いてありました。

お祈りは3回捧げました。
最初は玄関に向かって、次にキッチン、最後にお風呂・トイレの順番で。

するとキッチンに向かったときに両肩がぐっと押されるような感じがしました。
あれっ、これ来てるんちゃう?と思いつつ、お風呂・トイレに向き合い、お祈りを終えました。そしてリビングに向かおうとすると、

「いま女の人が肩に覆いかぶさりました!」
と友達が泣き叫ぶような声で言います。

キ・タ・コ・レ!

心霊現象でここまで二人の言動が合うことってなかなかない。
むしろ物凄い体験をしているんじゃないだろうか。

その後2時30分も過ぎ、クローゼットから手が伸びているような気がしつつも、大した心霊現象は起きず、少々明るくなって来たのを確認してから寝ました。

結局友達はお祓いをしてもらいました

その友達はもともと霊媒体質を持っていて、今までにもお祓いをしたことがありました。なので、お祓いをしてもらうことで事無きを得ました。詳しくは幽霊さんのプライバシーがあるので書きませんが、お部屋に棲み着いた霊だったようです。

ちなみに、僕にも少し異変はありました。
翌日トイレに入っていると、首筋にいやな感じがします。パワーストーンのついたネックレスをしていたのですが、それが締め付けられているようでどうも気になるのです。トイレから出て、ネックレスを外してみると、

パワーストーンにひびが入っていました。
あっ、これヤバいやつやん。

そのパワーストーンは今年買ったばかりのもので、つけてから1ヶ月くらい経っていません。ぶつけたわけでもなく、そう簡単に割れるような代物でもない。・・・と考えると、幽霊さんに悪意ある攻撃を受けていたのを石が護ってくれていたのでしょう。

僕も散々幽霊にちょっかいをかけていたし(てへぺろ)

この時ばかりは死ぬんじゃないかと半分覚悟しました。友達と離れてから、僕のことが心配になってきたと過剰に連絡がありましたし、なにが起きても不思議ではなかったように思います。帰りの道中、車にひかれるなど何も起こらず(不審者くらいの勢いで警戒してた)、家にたどり着くことができました。

不思議なことに家に一歩足を踏み入れた瞬間、こほっこほっと咳が出ました。
なにか悪いものが離れたように。

自宅をこまめに掃除して場を整えていたから、居づらかったのかもしれません。それ以降は特に大きなことは何事も起きなくなりました。

幽霊がいるかどうかは大事ではない

このお話しを読んで、幽霊を信じるかどうかはお任せします。僕はたまたまいると思っていて、実際にいるとしか思えないようなことに直面しましたが、それでもいないと信じる人もいます。その人は目に見える世界を信じればいいのです。

僕は幽霊もいれば神様もいると信じ、目に見えない世界があると思っています。運が良いなんてよく言いますが、運も目に見えません。
けれど善いことをすれば善いことが与えられ、悪いことをすれば悪いことが返ってくる。それはあると思うし、色々な助けやお導きをいただいたのは、目に見えない世界の働きによるものとしか思えません。

良くない出来事ではありましたが、友達は幽霊事件が終わったあと雰囲気が変わりました。落ち着きが出てきたというか、精神的な強さを感じるというか。もしかしたら強くなるために、必要な出来事だったのかなと。振り返るとそう感じることもあります。

でも、もう稲川淳二の番組は見れないなぁ。。。

P.S.
幽霊に手をかざしたりしてちょっかいをかけていましたが、僕に乗り移るのは嫌がっていたようでした。ヨガをするとエネルギーが高いからか、幽霊さんには嫌われるようです。ヨギのみなさん、残念でした。

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