ヨガをしている人に感じる、3つの残念なこと

ヨガの思想や哲学は、これから必要とされる時代が来ると感じています。ですが、ヨガをすればすべて解決するのか?と聞かれれば、そうではないと思うのです。ヨガで気づいた考え方を、日常で起きる問題に活かすことが求められます。

問題はその問題自体で解消する必要があります。そして問題が起こらないように考え方を改めることが、解決への手段となりえます。ヨガをすればいいというのはヨガに逃げているだけで、問題の根本的な解決には至りません。それは非常に残念な考え方だと思うのです。

目次

1.俗世から離れた感じがする人

『ヨガをしている人は、インドに修行に行ってしまいそう。。』
みたいな印象がありますし、実際に僕もそうしてみたいと思っているし、実際に聞かれたこともあります。えっ、僕だけですか?

ヨガを修行することで、自分自身をもっと高めたいという願望があるからです。仕事が辛かったり、人間関係が大変だったり、お金のことで悩んだり、生きることが大変だと、苦しみから解放されたいという欲求も潜んでいるのかもしれません。

ただヨガを修行したいという目的が、苦しみから逃れたいというのはもったいなくありませんか。自分のことを知り、人間のことを知り、世の中を知ることで、より人の役に立てるようになるため、自分を高めたいと思えると良いのではないでしょうか。

自分は何のために生まれてきたのか?
そしてこの世の中のために、どんなことができるのか?

ヨガが好きで、ヨガの世界にどっぷりと浸かってしまうと、どんどん俗世の感覚から離れていってしまうように感じます。「世の中にもっと貢献するには」という視点を失わずにいると、俗世から感覚が離れることはないと思います。

2.ヨガだけやればいいという思考に陥る人

ヨガを深く勉強していくと、魂のことや輪廻転生のことなどを知ることになります。多くの人にとって、ヨガの思想は独特に感じられるものがあるのではないでしょうか。だからこそヨガにハマってしまう人もいて、ヨガだけがすべてという考えになってしまう人もいます。

すべてはタイミングです。
根本的な生き方に迷っている人は、ヨガが答えを内包している可能性が高いかもしれません。ヨガに出会うべく人は、不思議なことにヨガと出会うことになります。僕もいろいろなことに挑戦して、経験して、いま大切にしたいことが見つかりました。ヨガをやってよかったと心の底から思います。

人はいま必要としているものに出会うのだと思います。
それがヨガであればいいと思いますが、ヨガがすべてではありません。やってよかった!と思えるものに出会えればいいと願っています。

3.ヨガが特別だと勘違いしている人

ヨガってちょっと変わった趣味ではないでしょうか。だからなのか、ヨガをすることを特別のように感じている人も見受けられます。デザイナーの人にとってはデザインすることが当たり前だし、プロ野球選手にとっては野球をすることが当たり前です。人それぞれに当たり前のように取り組むものがあって、ヨガをしている人にとってはヨガがあるということに過ぎません。

何を取り組むかは重要ではなく、どう取り組むかが重要なのだと思います。ヨガを通じて、どんな体験をし、どんな気づきを得て、人生がより豊かになることができたのか。そして、そこから得られた経験を周りの人にも伝えていくこと。

人は成長できるのです。
最初は自らの幸せを追及してしまいますが、周りの人たちの幸せに貢献できるような人へと変わることができます。それは気持ちが変わり、連鎖するように意識・行動の変化へと移り変わります。それが人生には大事だと思います。

まとめ

どこの僕ですか、これは?

ヨガをしている人が残念なわけではなく、ごく少数の人に感じていることです。でも、ヨガに固執することは、自分にとっても、相手にとっても、苦しくなるのではないでしょうか。

皆様が大切にしているものを、お互いに尊重しあえるようになりましょう。
オーム シャンティ シャンティ シャンティ♪