ヨガでなくてもいいが、僕にとってはヨガだったというだけ

僕はヨガが好きだ。札幌メンズヨガ.comというサイトを運営しているし、多くの人にヨガに興味を持ってもらいたいと思っている。ヨガには人生をより良くするためのヒントが詰まっているから。

ではヨガでないといけないのかと聞かれれば、答えは否だ。
イチローにとって野球があったように、中田英寿にとってサッカーがあったように、人はなにかに熱中することによって、大切なものに気づき、学んでいくのだと思う。

ただ僕にとってはヨガだったというだけ。これを読んでいる皆さんも、人生を通じてやり続けたいと思えるものを見つけてほしい。僕がどのようにヨガにはまり、大切なものになっていったかを振り返ってみます。

目次

1.からだを動かすことは好きだった

もともとからだを動かすことは好きでした。小さい頃は野球をやっていたし、大人になってからも登山をしていました。ただからだを鍛えたりすることにはあまり興味がなくて、効率的に動かすには?という身体の運用法の方が興味が惹かれていました。だからヨガを始めて体験した時に、からだをうまく動かせなくて情けない気持ちもありましたが、こんな世界があったのか!という感動ももたらしました。

僕は自分の内側にある感覚の世界と、自分の外側にある現実世界はつながっていると考えていて、からだを動かすのは感覚を通じて世の中の理(ことわり)を探求していくように思っています。ヨガには「この先には何があるんだろう」という期待感があります。ヨガを体験することで、この世界を知るための道筋を見つけたのです。

2.疑問を持つことを忘れない

どんな分野でも一流と呼ばれる人は、一流になるための思考を持っていたからではないでしょうか。「努力は人を裏切らない」とは言いますが、ただ頑張ったから一流になれるものでもないと思うのです。一流になるための思考とはなにかはわかりません。むしろ僕も手探りの最中。ただ成長するために絶え間ない努力をし続けていたことは容易に想像できます。

では、なぜ彼らは努力し続けることができたのでしょうか?
それは疑問を持ち続けることができたから。そして疑問に対して、行動することで答えを見つけてきたからです。行動しない限り、答えは推測の域をでません。

おそらく大半の疑問と行動は、求めていた答えにはつながらなかったはずです。しかし、この行動は目的を達成することができないという答えを知ることができました。多くの経験を積み重ねると、どの選択が正しいのか、直感的に答えがわかるようになります。その経験をたくさん積み重ねるだけの意識と行動力を持っていたのではないでしょうか?

3.楽しいことだけなんてない。むしろ苦しいことの方が多い

正直ヨガをやっていて、楽しいと感じている時間は少ないかもしれません。うまくできないし、もっとこうなりたい!というイメージにからだや頭が全然ついてこないから。

だからといって、諦めることはしたくありません。
だってやりたいんだもの。

そうなると、できないことをやり続けなければなりません。それはそれは楽しい時間ではありません。ですが、できないことができるようになった時、自分で変化を感じることができた時、苦しかったことが「やってきたよかった」と喜びに変わります。いま取り組んでいることが、すぐに結果に出るわけではありません。未来を信じて行動し続けることで、自分が求める結果につながることが分かりました。

4.やりたいことは見つからない。やり続けることで大切なものへと変わる

「やりたいことが見つからない」なんて言葉をよく聞きます。

やりたいことというのは、恋人のような関係かもしれません。楽しい時間もあるし、会えなくて苦しい時間もあったり、意見が合わなくて怒ったりもする。分かりあえなくてとっても辛かったり。でも、一緒に居たいからたくさんの言葉を交わすし、いろんな出来事を体験してお互いのことを知っていき、かけがえの存在となっていきます。

やりたいことが見つからないというのは、それだけの関係を築こうとする努力が足りなかったのかもしれません。努力したけれど、その方向性がちょっと違っていたのかもしれません。

人によっては当たり前のように取り組むことができるし、意志の力を必要とする人もいると思います。僕は意志の力をとても必要とするタイプでした。ヨガに毎日取り組んでいるうちに、もっとヨガのことを知りたいと思ったし、知れば知るほど人生を通じて取り組んでいきたいと思えるようになりました。

それはいまからでも変えることができます。
これからあなたが誠実に、真摯に物事に取り組むことによって、この世界は新しい景色を見せてくれます。それがヨガであったら、なによりも嬉しいこと。

「思考は現実化する」
ナポレオン・ヒルの言葉は本当だと思います。

あなたにも、成長を与えてくれるものとの出会いがありますように。