たった一枚のチラシから始まった、ヨガライフ

僕がヨガを始めたきっかけは、たった一枚のチラシでした。
“ヨガの体験レッスン募集中”
そんな些細なことでした。

ですが、僕はヨガを求めていたわけではありません。その時はWEBの仕事についたばかりで、パソコンに向かって頭と指を動かすような毎日を過ごしていました。忙しさに追われて、カレンダーだけが進んでいく感覚。こんな日々がずっと続いたら、僕は壊れてしまうんじゃないか?
そんな思いが首をもたげていました。

だからといってWEBの仕事を辞めようとは思いませんでした。プログラムを組んで、自分のイメージしたものが形となることの楽しさを感じることができていたから。疲れた頭をリセットして、本来の自分に戻れる時間が欲しいと漠然と思っていました。

そんなことを考えていた時に、家のポストに”ヨガの体験レッスン募集中”のチラシが舞い降りたのです。

最初は見ずに捨てられたチラシ

僕は基本的にチラシを読むことはありません。「キャンペーン実施中」とか「お得情報」とかを並べ立てられても、必要のないものは必要ないのです。必要だと思えば自分から買いに行きます。「売られる」のは嫌いだけど、「買う」のは好き。

ヨガの体験レッスン募集中のチラシも読まずに捨てられました。ポイッと。
ヨガに関するチラシだということは、目に入っていました。
いつもならポイッと捨てて終わる時間が、なぜかその時だけは後ろに引っ張られる感覚がありました。

「ヨガ?」
「ヨガね……」
「ヨガか」

心の声を言葉に表すと、きっとこんな感じ。
後ろから引っ張られるようにチラシを拾いなおして読み直してみました。レッスン料金とスタジオの場所、ヨガをやってみませんか?という目新しさがないキャッチコピー。普通のチラシでした。ヨガは女性の人がたくさんいるイメージがあったので、そんなところに男の僕が飛び込んでいいのかと不安がありました。けれど、この感覚がどういった結果をもたらすのか興味があったので、飛び込んでみることにしました。

心の静寂感を味わう

実際にレッスンを申し込み、ヨガスタジオを訪れると女性しかいません。「やはり辞めたほうがよかったか」と後悔が襲いかかります。レッスンがはじまると、訳のわからないままに体を動かしていきます。どれくらい時間が過ぎたのかもわからず、汗が滝のように流れていました。

そして死体のポーズ、シャヴァーサナ。
部屋の電気を消して、真っ暗な空間のなかで仰向けになって横になります。

からだは熱いけれど、頭のなかはしんと静けさが拡がっている。
そんな感覚。

以前山登りをしていてずっと足だけを動かしていると、雑念がどんどん湧いてきます。それでも足を動かし続けていると、雑念がいつしかなくなって、すっきりとした爽快感が心の内側から拡がってきたことがありました。ヨガはその心地よさを思い出させてくれました。

直観を信じるとは、気になることを追求してみること

直観には根拠のないことが多いので、なんでそれをやるの?と聞かれれば、「なんとなく…」と明確な答えを返すしかできません。行動することに理由や損得を求める人には直観を信じることは難しいかもしれません。

一方で僕はこう思うのです。知っていることやイメージできていることで、いまの状況や環境が作られています。もしそこから変わりたいと思うなら、知らないことややったことのないことを取り入れることが必要となるのではないでしょうか。

そして自分が求めているものを潜在的に感じ取って、シグナルを与えてくれるもの。
それが直観。

直観を信じることにはなんの根拠もないし、信じる理由もありません。ほとんどが体験したことのないものだから、不安の方が大きいかもしれない。だからこそ直観からもたらしてくれたものの意味がわかった時には、人生に大きな影響が与えてくれるのです。

直観を信じることは、最初は怖くて仕方ありません。ただ一度でも直観からもたらされる出来事を体験してみると、考えが変わってきます。すっごく気になるんだけど、やってもいいのかなーなんて思っていても、変われることがわかると飛び込んでみたくなりました。

自分の心を見つめていまどんなことを感じているのか向き合っていないと、直観に気づくことはできません。ヨガをしていると、心と向き合うことが習慣化されてきます。だからヨガが大切だと思うのです。。

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