ヨガ人口は年々増えてきています。ヨガインストラクターも増えているようですし、スタジオに通われている方も多くなってきたように感じます。
それは女性だけではなく、男性も同様です。「yogini(ヨギーニ)」と呼ばれるヨガ雑誌でもMENS YOGA特集が組まれることもあります。ここでは、ヨガ市場の広がりをご紹介していきます。
ヨガ人口は、2013年に100万人を突破
第一生命経済研究所の調査によると、日本のヨガ人口は2004年時点では23万程度でしたが、2013年にヨガ人口が100万人を突破したとみられています。健康ヨガブームの影響もあり、2015年には350万人を超えるという予測もあります。
ヨガスタジオも6,000を突破
ヨガ&ピラティスのスタジオ検索サイト「YOGA ROOM」に登録しているスタジオは、6,174個(2016年06月01日時点)に及びます。ちなみに、2015年06月15日の時点では5,601個でした。
1年間で500近くのスタジオが誕生しているのは、それだけヨガが普及している証ですね。
北海道では153個(2016年06月01日時点)のヨガスタジオが登録されています。数年前には北海道でヨガができるところは、数えるほどしかなかったと聞いています。ビクラムヨガやホットヨガスタジオLAVAなどが進出したおかげで、様々なヨガスタジオが草の根的に広がっているようです。
瞑想の社会進出が広がっている
スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ、松下幸之助といったビジネスリーダーも瞑想をしていたと有名です。ヨガや瞑想は集中力や認識力を高め、生産性アップにつながることをわかっていたのでしょう。
アメリカの高校では20分間の瞑想を1日2回続けると、卒業率が15%も高くなることが実験で判明しました。特に瞑想に取り組むまで、成績が悪かった学生はその効果が著しく、卒業率は25%も上がっていたそうです。
「美容・ダイエット」から「内面の充実」へと変化
ヨガには女性が多いこともあり、偏見かもしれませんが、美容や健康を目的にヨガを始める印象がありました。確かにヨガをしている人には姿勢がよく、スタイルも細く綺麗な人が見受けられます。
最近では心の穏やかさを感じたり、精神が安定することを求めている人も出てきています。ヨガのレッスンを見ていても、リラックス系やメンタルを落ち着かせるもの、チャクラやオーラなどスピリチュアルな要素を含んでいるものもあります。外見だけの変化だけではなく、内面から変わることができるものと認識が変わってきているようです。
まとめ
ヨガに求めるものは、美容や健康から、精神安定、リラックス、自己成長など多岐に渡ります。また男性でもヨガをしている人をちょくちょく見かけるようになりました。実際にヨガを体験すると、言葉に言いあわらせない心地良さやリラックスを感じることができたからだと思います。
しかし男性が増えてきたといっても、「ヨガ=女性がするもの」といった印象はぬぐえていません。中の人もヨガをしていることをお話しすると、男性なのに珍しいねと言われることが大半です。男性がヨガをすることは、恥ずかしいことではありません。自分が体験して「ヨガはいい」と直感した感性を大切にしてください。