朝起きて、「疲れがとれてない……」と感じたことは、誰しもあるのではないでしょうか。もう少しベッドで寝ていたいと思いながらも、遅刻しないように無理やりからだを起こして、会社や学校に向かっていることと思います。
そんな毎日を送るのは辛くないですか?
朝スッキリと目が覚める日々を作ることができると、とても気持ちよく毎日を過ごすことができます。その日の疲れはその日の眠りで回復できるようにできれば、週末の休みにいっぺんに疲れをとらなくても済むようになります。疲れを日々癒すためには、どうすれば良いのでしょうか?
目次
1.疲れやすい体質は習慣が作ってる
疲れた場合には焼肉など精がつくものを食べたり、栄養ドリンクで補給したりすることがありますね。なぜかというと、「エネルギーが足りない」という感覚があるからだと思います。
ではそれを繰り返してきて、疲れにくくなったのでしょうか。
決してそうではないと思います。焼肉や栄養ドリンクはその一瞬には効果があるかもしれませんが、長い目でみるとプラスに働いていないということになります。
エネルギーが足りないと思うのは、エネルギーを使う行動をしたから。では、どんな場面でどんな行動にエネルギーを使っていたのでしょうか?と聞かれても、エネルギーは目に見えるものではないのでわかりませんよね。
お金を例に挙げると、疲れやすい状態というのは支出が激しいのと同じです。収入よりも支出が多ければ、家計が破綻してしまいます。そうした時は支出を控えるように節約することでしょう。それはエネルギーも同じです。
目には見えなくても、エネルギーも足りなくなれば様々な弊害が生まれてきます。軽いところでは疲れが取れなかったり、やる気が起きなかったり。それも積み重なると、倦怠感が常に抜けなくなったり、うつ病になったり、からだに病気という形で現れることもあります。
「疲れがとれない」というのは、からだが発している「休んで」というサインです。しかし休む時間をこれ以上取ることは難しいと思います。なので疲れがたまらないように、疲れやすくなる行動を控えるようにしてみてはいかがでしょうか。
2.疲れやすくなる原因とは
人が動く時には意識してもしなくても、エネルギーを使っています。問題は「どこに、どんなエネルギーを使っているのか」がわからないことです。
人それぞれに性格や得手・不得手があるように、エネルギーの消耗具合も違います。そのため自分の感覚を観察することでしか、答えを知ることはできません。一般的にエネルギーを浪費してしまう行動をあげてみますので、過去の自分を振り返ってみてください。
2-1.愚痴や悩み、不満、文句
あまり親しくない人と話した時や気心がわかっていない人と話した時には、「気が疲れた」なんて言いませんか?
人とのやりとりにもエネルギーは使われていて、人間関係にも体力を消耗しています。
もちろん仲の良い人と話していても、何時間に渡って話せることもあります。それはその人と話していて、楽しいからではないでしょうか。人は楽しいと感じると、エネルギーが次から次へと湧いてきます。
人と話すといっても、シチュエーションによって疲れるか否かは変わります。
では、疲れやすくなる場合はどんな状況でしょうか?
意外と愚痴や悩み、文句を言っている場合が多いのです。不満を言っている時は疲れていると感じないかもしれませんが、愚痴や文句は感情を揺さぶります。感情が揺れ動くと、気分が高ぶるのでエネルギーを消費してしまいます。
2-2.食べ物の摂り過ぎ
栄養が大事といって、否定する人はいないと思います。なぜかというと、人間のからだは食べ物によって作られているからです。からだの質は食べ物の質によって決まると言っても過言ではありません。カップヌードルやコンビニ弁当ばかり食べていたら、健康でいることは難しいでしょう。
2-3.寝不足
寝不足になると、頭が回らなくなります。倦怠感を感じやすくなりますし、集中力もなかなか上がりません。そもそも僕の場合集中しようと思えなくなりますが、皆さんはいかがでしょうか?
そうした状態では仕事がはかどらなくなるため、仕事の効率が下がってしまいます。当然のことながら仕事がなかなか終わらないので、残業時間が増えることにつながりやすくなります。すると睡眠時間を削ることになりやすくなります。
睡眠不足になる→仕事の効率が下がる→残業時間が増える→睡眠時間を削る→最初に戻る
という悪循環へと陥ることになります。
2-4.運動不足
ランニングしたり、ヨガをしたりする必要までありませんが、軽くストレッチするだけでも効果があります。からだを動かすことによって得られる効果は、新陳代謝が上がることです。からだには古くなった細胞を排出し、新しい細胞を作り出す機能があります。新陳代謝が悪いと、不要になった老廃物を排出することができなくなります。
3.疲れやすくなる原因がなくなると、疲れが溜まりにくくなる
疲れやすくなる原因をいくつか挙げてみましたが、当てはまるものはありましたか?
大事なことは、「これをすると疲れが溜まりやすくなる」という行動に気づいていくことです。疲れがたまったとしても、一日でとれるものであれば大したことはありません。ですが、多くの場合一日では疲れが取れず、疲れを溜め込んでしまう習慣が身についてしまいます。
エネルギッシュな人が身近にいると思いますが、そういう人は日々疲れを取り去ることができているからです。もともと疲れにくい体質もあるかもしれませんが、その人なりに疲れがたまらない習慣を身につけているのではないでしょうか。
ぜひ自分の感覚と対話して、疲れがたまらない習慣を見つけてくださいね。