瞑想をするのはリラックスするため、と考えている方は多いのではないでしょうか。心とからだは密接に関係し合っています。心がリラックスするには、からだが柔らかい状態を保つことが必要です。リラックスした状態を作りだすには、からだを整えることから始めてはいかがでしょうか?
目次
1.全身の流れが良くするポイントは背骨
瞑想をするための姿勢は特に決まりはなく、結跏趺坐(けっかふざ)でも、あぐらでも、寝転がってもいいようです。ひとつだけ意識したいのは、背筋を伸ばすこと。背筋が丸くなっていると、内臓に負担をかけてしまい、全身のエネルギーの流れが悪くなってしまいます。
長時間椅子に座っていたり疲れていたりすると、背中の筋肉がカチカチに固まっているのがわかります。そのまま放っておくと背筋がどんどん固くなってしまうので、ほぐしてあげるのを忘れずに。
2.背骨が固くなると、呼吸が浅くなる
呼吸をする時はお腹や胸だけでなく、背中から肩甲骨、肩まで動いています。どこか動きが固くなると、それに合わせて呼吸も浅くなってしまいます。
呼吸と心の状態は切っても切り離せない関係。
長く穏やかな呼吸をすることは、心をリラックスした状態へと導いてくれます。日頃からリラックスするためには、からだを柔らかく保ち、深い呼吸を無理なく行える状態を整えることが必要です。
3.からだを柔らかくするから、リラックスできる
緊張をしている時って、肩がガチガチに固まっていますよね。人間は緊張するとからだが固くなりますし、反対にからだが固くなると緊張しやすくなるのではないでしょうか。反対にリラックスしている時は、適度に力が抜けています。からだを柔軟に保つことで、リラックスした状態を作り出すのです。
4.アーサナをするのは、心とからだの関係を知るため
心をコントロールするのが難しいのは、心が目に見えないから。
ですが、まったくコントロールできないわけではなく、呼吸やからだを使って働きかけることができます。
ヨガのポーズ(アーサナ)をするのは、からだを使って心に働きかけることを知るためです。アーサナをする際にからだに意識を集中させることで、心も集中状態に入ります。さらにからだを柔軟にすることで、普段からリラックスできる状態にしやすくなります。
5.瞑想でリラックスするには、柔らかさが欠かせない
自分の状態を知ることが、リラックスすることの第一歩ではないでしょうか。心で感じていることが、からだに「固さ」といった症状で表れてきます。からだを解きほぐすことで、心も解きほぐされることがあるのです。からだと心のメンテナンスに、ヨガや瞑想を取り入れてみてはいかがでしょうか?