『カルマヨガ』- 丁寧に、心をこめて行うということ

今日は札幌ヨガスタジオ「ヨガ・シャラ」でレッスンを受けてきました。初めての方が何名かいらっしゃったので、レッスンの進行はとてもゆっくりしたものでした。刺激が少なくて退屈に感じた方もいたかもしれませんが、初めての方にとってはきちんと誘導してもらえて、とても安心できるレッスンだったのではないでしょうか。

では、僕はどのように感じていたかというと、ヨガのポーズひとつ一つを丁寧に、心をこめて行うことができてとても心を落ち着けることができました。今回は「丁寧に、心をこめて行うこと」をテーマにしていきたいと思います。

自分が発する音に意識を向ける

少し想像してほしいのですが、リラックスしているときに、ドアを閉めてほしいと言われたときにいったいどのような音を出すのでしょうか?
決して大きな音は立てないはずです。できる限り音を立てないように、静かに動こうとすると思います。

反対にイライラしている時に、「バン!」ってドアを思いっきり閉めたことはありませんか?
僕はイライラすると物に当たる傾向があるのでよくやります。自分で「うるさい。」と思って反省するんですけどね。これは心で思っていることが現実世界にも反映されるということを表しているのではないでしょうか。

丁寧に動くと、ヨガのポーズが美しくなる

では、ヨガのポーズに話しを戻しましょう。ヨガのポーズでは音に意識を向けてはいませんが、身体の動きに意識を向けています。
胸の前で合掌をするときに、
指先まで血が通うように腕立てのポーズをとるときに、
指先がピンとひろがるように下を向いた犬のポーズをとるときに、
足の指をピンと広げて地面を押すように

丁寧に動こうとすると、自然と呼吸もゆっくりになります。呼吸がゆっくりになった状態というのは、リラックスしている状態になりますから、筋肉も柔らかくなります。すると、より筋肉の流れを精妙に感じることができますので、ヨガのポーズが自然と美しくなります。

美しくなるというのは、必要なところに必要な力が加わり、無駄なところには力が入っていない状態を指しています。

ヨガが上手くなりたいなら、丁寧に動くこと

僕がお伝えしたいことは
ヨガが上手くなりたいなら、丁寧に動きましょう
ということです。

これはヨガだけには限りません。物を置くとき、立ち上がるとき、お皿を洗うとき、一つ一つの動作で丁寧に動くことをお勧めしています。そしてこれらを自然と行える人を「品が良い人」と呼んでいます。
ぜひ普段から意識してみてください。