ポーズ名:ねじりのポーズ
英語表記:The Half Spinal Twist
サンスクリット語:Ardha Matsyendrasana(アルダ マツィエンドラーサナ)
ねじりのポーズは、背骨を水平に回転させるポーズ。
背骨を前後に柔軟させるポーズはたくさんありますが、背骨の柔軟性を高めるには水平方向への運動も欠かせません。
サンスクリット語でアルダは「半分」という意味、マツィエンドラは「魚の王様」という意味があります。なんで魚の王様なんだろうと不思議に思ったところ、神話からきているようです。
神話によるとこんな話があるそうです。ヒンドゥー教の神でありヨガの開祖でもあるシヴァがある島でヨガについて話しをしていたところに、海辺にいた魚がじっとその話に聞き入り、熱心に耳を傾けていた。
そしてその魚がヨガの奥義を学んだことを悟り、神は魚に水をふりかけて祝福し、魚の王という意味である“マツィエンドラ”と命名した。
魚は神に姿を変え、陸に上がり、ヨガを広めるために大陸を旅したという。このマツィエンドラという魚の物語は、集中力と平静という美徳を際立たせ、ヨガがもつ変化させる力を教えてくれる寓話である。(Yoga Journal Japanより)
ねじりのポーズの効果・効能
- ・背中・肩・首のストレッチ
- ・骨盤の矯正
- ・背骨の柔軟性・バランスを整える
- ・内臓機能を刺激
注意点
深く捻じろうとすると腰が丸くなりやすいので、背筋が伸びていることを意識する。
ねじりのポーズ・手順
- 背筋を伸ばして、床に正座で座る。
- 足の右側にお尻を下ろす。
左足を上げて、右足をまたいで、右膝の外側におく。
左足はなるべくお尻に引き寄せて。
※この状態でお尻が浮くようなら、右足を伸ばしてもいいし、もしくはお尻の下にマットなどを引く。 - 右手で左膝を抱えるか、左膝の外側から肘で押す。
この時、背骨が丸くなっていないかを確認。
右手はお尻の斜め後ろに、指先をたてて置いておく。 - 息を吐きながら、腰から左向きにねじっていく。息を吐き切ったら、そこで一回深呼吸。
次に肩から左向きにねじりを深めていく。同じように息を吐き切ったら、深呼吸。
最後に首から左向きにねじれるだけねじっていく。 - この姿勢をキープしたまま、3〜5回深呼吸する。
終わったら、息を吸いながら元の姿勢に戻る。
左向きが終わったら、反対の右向きも同じように行う。