ビクラムヨガを体験したけど、僕に合わない5つの理由

札幌のホットヨガスタジオは女性専用としているところが大半です。
LAVA、カルド、美温、ロイブなど大手のヨガスタジオは、男性を受け付けていません。ホットヨガに通っている女性はダイエットや美容目的の人が多いと思いますので、そのシーンをあまり見られたくないからでしょう。

そんな中で唯一「男性参加をOK」としているホットヨガスタジオが、ビクラムヨガ。
最近Facebook広告に力を入れているのか、よく見かけることがあります。ヨガを経験している人にはホットヨガをやっている人が多いので、どんなものか興味もあって体験レッスンを申し込んでみました。

ビクラムヨガとは?


BIKRAM YOGAより引用:ビクラム・チョードリー氏

ビクラムヨガは、インド人のビクラム・チョードリー氏によって40年以上前にはじめられたホットヨガです。ヨガの流派の名前でもありながら、ホットヨガを最初にはじめた、「ホットヨガの元祖」でもあります。

ホットヨガは、人の身体の柔軟性が一番上がると言われている温度・湿度の中で身体に負担をかけることなく行うことができるヨガです。

普段の生活では体験することのないくらい大量の汗をかくことで、老廃物の排出を促進し、身体の中から美しく、健康な状態へと導きます。

ビクラムヨガでは、ダイエットはもちろん、骨盤矯正やストレス解消、体力増進、男女問わずアンチエイジングに効果があります。

身体の中から健康になることはもちろん、心の爽快感や静寂感へとつながる、「なりたい自分」になれる近道がホットヨガです。
「身体のよろこび、心の静寂」を目指します。

引用:BIKRAM YOGA

ビクラムヨガはもう二度とやらないと思った

体験した感想としては、もう二度と行くことはありません。ホットヨガに関しては「こんな感じなんだ」という程度ですが、ビクラムヨガに行くことはないでしょう。もちろんビクラムヨガが好きな人もいるし、頑張っている人もいるので、否定する気はありません。

ただ参考までに、僕が合わない理由をまとめてみたいと思います。

1.システムが面倒臭い

ホットヨガって環境が特殊なので、注意点を説明するのは必要だと思います。ですが、体験レッスンを申し込んだところ、レッスンの40分前に来てくださいと言われました。バスタオル、フェイスタオル、1リットルの水、替えの下着も持ってきてくださいとも。

なにか始める時って「やってみようかな?」と気軽に思うところから始まるんじゃないでしょうか。ビクラムヨガでは要求がたくさんあったので、正直なところ体験するのを辞めようかとすら思ってしまいました。

2.ヨガのポーズを使ったフィットネス

ヨガでは動きの激しいポーズの連続から緩やかな動きへと移ることで、深いリラックス状態に入ることができます。普段でもリラックスしてくださいと言われても、リラックスするのは難しいですよね。でも、手にぎゅっと力を入れてから、脱力すると力を抜けているのがわかります。「緊張→弛緩」という対となる状態を作り出すと、リラックスした状態に入りやすくなるのです。

ビクラムヨガでは、常にハードに動くような感じで煽ってくるので、リラックスを感じることは難しいのかなと思います。だから、ヨガのポーズを使ったフィットネスというのが僕の感想。

3.学校のような空間

インストラクターの言葉が速射砲のように降り注ぎ、それに従って動きなさいという雰囲気に満ち溢れていました。言っていることも決まっているようで、受講している方はどの言葉がきたら、ポーズを止めるタイミングかわかっているようでした。おそらく学校がまったく苦にならない人には、合っていると思います。レールが敷かれていて、その中で努力することが安心できる人。

僕はレールが敷かれていると、レールから外れたくなる性質があるので、まったくと言っていいほど合いません。ヨガってもっと自由でいいと思うんだけどなぁ。

4.ビクラムヨガを頑張った先に、何があるのか?

からだを鍛え、健康になり、心の爽快感を得る。
では健康になったからといって、何をするのでしょうか?

健康はとても大事だと思っていますが、それは仕事を頑張ったり、プライベートを楽しんだりするのは、健康でいられるからこそ。

僕はこの世に生まれてきたことに意味があると考えています。
生きていく中で気づくことや知るべきことがあって、この世に体験しに来ていると考えています。そしてヨガをやっている理由は、ヨガの教えやヨガ哲学を知ることがこの世界を知ることにつながると信じているから。魂や真理へのヒントが潜んでいるように感じるのです。

ビクラムヨガには、そうした未来を感じることができませんでした。健康になることが大事ではないんです。健康になって、なにをやるかが大事なんです。

5.最後に火の呼吸を行うこと

火の呼吸とはヨガの呼吸法のひとつで、クンダリーニ・ヨガと呼ばれています。

やり方はお腹を強く引っ込めながら、鼻から「ふっ」と息を吐き出すのを1分間に60回以上(慣れてきたら200回以上)のペースで行います。代謝を急激にあげるので、体力増強や自然治癒力の効果があると言われています。

ただ火の呼吸を行うと、興奮状態に入りやすくなります。「頭に血が上る」というように、怒っている人は呼吸が浅く、速くなります。それを意識的に行っていくので、頭に気が上がりやすくなります。それをレッスンの最後に行うのは、非常に抵抗がありました。

最後に

ここに書いてあることは、あくまで僕個人の意見になります。最終的にどう思うかはビクラムヨガを体験してみて、あなた自身が決めてくださいね。そしてあなたがビクラムヨガをやりたいというのであれば、尊重したいと思います。

僕は絶対にやらないけど。