ダーマヨガとは?
ダーマヨガは、「キング・オブ・アメリカン」「アメリカヨガ界の宝石」とよばれているダーマ・ミトラー師が創設しました。
創設者の名前から来ていると思っていましたが、道・目的という意味から名付けられています。サンスクリット語では「法」という意味がありますが、法律というよりも宇宙の法則といったニュアンスが近いのではないでしょうか。ダーマヨガを通じて、真理や真実に近づいていくことを目指していると中の人は解釈しています。
ダーマヨガのコンセプト
ダーマヨガはインドの伝統的なヨガスタイルを守りながらも、ダーマ・ミトラーの考えや経験をもとに現代に合わせてアレンジが施されています。現代社会では時間に追われて生活している人が多いため、ヨガの効果をできるだけ早く感じられるように考えられているからです。
そのヨガスタイルはシヴァナマスカーラと呼ばれる呼吸と動きを調和させながら、連続するポーズを行うヴィンヤサスタイル。積極的にからだを動かしていきますが、その背景には瞑想や呼吸法、ニードラ(休息)のテクニック、ヨーガ・スートラやバガヴァッド・ギーターなどヨガ哲学があります。ダーマヨガを行うことによって、深い瞑想へ入ることができるようになり、サマディ(悟り)へと至ることが目的だからです。
シヴァナマスカーラとは
シヴァナマスカーラは、太陽礼拝のポーズのように連続するヴィンヤサシークエンス。
そのポーズは講師によってさまざまですが、主に次のようなポーズが行われます。
- ・戦士のポーズⅠ(ヴィーラバドラー・アーサナⅠ)
- ・戦士のポーズⅡ(ヴィーラバドラー・アーサナⅡ)
- ・三角のポーズ(トリコアーサナ)
- ・ねじりのポーズ(パール・シュバコナーサナ)
ダーマヨガをお勧めするところ
現代に生きている人は情報の流れが早いため、効果が実感することができないと次から次へと移り変わってしまいます。ダーマヨガでは伝統的なヨガに加え、ダーマ・ミトラー自身の考えや経験が加わっており、現代に合わせたアレンジが見られるようです。
もともとヨガは瞑想をメインとしていましたが、からだを積極的に動かすようになったのはここ200年くらいのことといいます。ハタ・ヨガであれ、アシュタンガ・ヨガであれ、目指すところは同じだと思いますが、その道順はすべての人にとって同じとは限りません。ダーマヨガは現代に生きている人にとって、取り入れやすいヨガのスタイルのひとつではないでしょうか。