ヨガを上達したい人は、太陽礼拝のポーズだけやればいい

ヨガを好きになればなるほど、上手になりたい気持ちが芽生えてきます。しかし身体がなかなか柔らかくならない、練習していても変化を実感できないと、モチベーションも下がってしまいがち。

そこで諦めてしまっては、すべてが水の泡。変化が現れたり、成長を実感できるまで、タイムラグがあるものです。太陽礼拝のポーズを繰り返し練習することで、変化を実感することができました。今回は、その時に意識していたことをご紹介します。

目次

一つの動作に情報を閉じ込める

太陽礼拝には、前屈のポーズ、八点のポーズ、コブラのポーズなど、いくつものポーズが含まれています。何回も繰り返せば、太陽礼拝のポーズを覚えることは難しくありません。

しかし「できた」といっても、成熟具合は人それぞれに違います。どんなスポーツでも、動作を覚えることから始まり、反復練習を繰り返し、からだに覚えこませていきます。技術を反射的に使いこなすには、絶え間ない練習が必要です。

例えば、山のポーズは立つポーズです。一見簡単なポーズでも、上手な人には意識するポイントがたくさんあります。

  • ・足裏全体で地面を吸いつくように踏みしめ
  • ・膝頭をキュッと引きあげ
  • ・お尻に引き締め、背筋を長く伸ばし
  • ・下腹部に力を入れて、みぞおちを持ち上げ
  • ・肩甲骨を寄せて、肩を引き下げる

パッとポイントを挙げても、これだけあります。一つの動作にどれだけ情報を込められるか、上手な人からは、多くの情報を感じることができるのです。

ヨガは反復練習した方が上達する

僕自身も多くのポーズを練習していた時期がありました。太陽礼拝のポーズに始まり、戦士のポーズ、三角のポーズ、肩立ちのポーズとレッスンをなぞって、順番にやっていました。ポーズを覚えるためには、必要な時期だったと思います。ただ途中から糠に釘を打つように、マンネリ化してしまいました。

従来の練習方法は、身体に様々なアプローチをしていたと思うのです。熱心に練習すれば、急激に変化できるのでしょうが、修練に多くの時間を求められます。忙しい毎日を送る現代には、少し無理があるのではないでしょうか。ならば、多くのポーズを取り組むのではなく、一つのポーズに絞り、何回も反復練習してもいいのではないかと思います。

一つのポーズを深めていく

一時期ヨガをひたすらに取り組み、毎日36セットの太陽礼拝のポーズをやりました。時間にして、1時間超。すぐに筋肉痛に陥りました。しかも特定の場所だけ。正直途中から苦痛になりました。

ただ、その効果はすぐに実感することができました。前屈がより深く曲がるようになり、後屈はより反ることができました。より身体が動くことによって、気づいていなかったポイントを意識できるようにもなりました。

一つのポーズを何回もやるのは、退屈に感じます。たくさんのポーズを取ったほうが、動きに変化があって楽しい。それを続けることができたのは、内面が変わったからです。手の動きを変えたり、足の使い方を変えたり、自分の中を変化させることに意識を向けたのです。

すると、同じポーズを同じように行っていても、一つ一つの動作が濃密になった気がします。意識するポイントが多いほど、細部にまで意識が及ぶほど、あなたのアーサナは美しく、滑らかに動かせるようになるはずです。

深めた感覚は、すべてにつながっていく

「一つのポーズができるようになっても・・・」
とあなたは思うかもしれません。

ですが、太陽礼拝のポーズに情報を込められるようになるほど、他のポーズでも変化を見ることができました。身体の感覚で意識するところがより増えたので、他のポーズを行っていても、「こうした方がいいのかな」と試してみることができて、それが上達へとつながりました。

一つのものをどれだけ深めていくかが、大事だと思います。一度深いところまで探求できたものは、他のものでも同じ深さまで突き詰めることができるのです。良い変化が訪れるまで、時間はかかります。焦らず、真摯に向き合っていると、報われる時は必ず訪れます。

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