ポーズ名:頭立ちのポーズ
英語表記:The Headstand
サンスクリット語:Sirshasana(シールシャーサナ)
頭立ちのポーズはアーサナの王と呼ばれ、心身にわたって極めて利点の多いポーズです。逆立ちになるので重力の影響から逃れ、心臓を休ませ、血行を良くし、腰にかかる圧力を取り除きます。
ヨガの効果・効能
- ・血液の循環をよくする
- ・内臓機能の調整
- ・倦怠感の改善
- ・眼精疲労の改善
- ・全身の筋肉強化
注意点
高血圧・緑内障・網膜剥離がある人は、その症状がひどくなる可能性があるため避けましょう。
首を痛める可能性が高いポーズ。取り組む際には経験者のもとで行ってください。
頭立ちのポーズ・手順
- 肘をついて座り、前腕に体重をかける。
手で両肘をつつむ。 - 肘から手を放して、前に持ってきて指を組む。
ここで肘の位置を決める。 - 手のひらに後頭部がおさまるようにして、頭頂は床につける。
両手、両肘でつくる三脚が、倒立したからだを支える安定した土台になる。 - 今度は膝をまっすぐ伸ばし、腰をあげる。
- 膝を曲げずに、できるだけ頭の近くまで両足で歩を進める。
首が前後に傾かず、背骨を一直線に保つように腰を後ろに引いておく。 - 膝を曲げて胸に引きつけ、両足を床からあげる。この間、腰はうしろに引いておく。
このまま休憩。
すぐに膝を高く上げようとしないこと。 - 次に膝を曲げたまま、腹筋を使って膝を真上に引き上げる。
- ゆっくりと両膝を伸ばす。体重のほとんどを腕で受け止めることになる。
ポーズを解くときは、5,6,7のステップを逆に行う。
すぐに起き上がらずに子供のポーズで深呼吸しながら休む。