無意識を言葉にする、自己対話とは?

今日仕事に向かっている途中に、いろいろと不満が溢れてきました。
「給料が安い」「仕事に集中できる環境じゃない」「同僚のやる気がない」などなど。
そこまで考えたときにふっと思いました。

「自分はどうしたいんだろう」と。
そのとき答えがわかりました。そして気づいたときにとても心が軽くなったのを感じました。

自分の心と対話すること

ヨガでは「自己対話」を大事にしています。
自己対話とは、自分の心と向き合うこと。

先ほどの仕事のなかには、給料が安いという不満がありました。では、なぜ給料が安いと思うのでしょうか?
それにはいくつか理由が考えられます。

  • ・自分はこんなに仕事をしている
  • ・同僚と比べると、たくさん動いているから

なんか意外とパッと出てこないものですね。。。
では、もし僕の給料が上がったとしたら、僕は満足するのでしょうか?
おそらく数ヶ月後にはまた不満を漏らしていると思われます。
それは本当に求めているものが「お金」ではないからです。

僕が本当に求めていたもの。
「こんなにも頑張っているのだから、もっと認めてほしい!」
という気持ちでした。

無意識に感じていることを意識化する

もっと認めてほしいという気持ちは裏返せば、まだ認められていないと思っているわけです。さらに言えば、自分のことを否定していました。同僚や周りの人間も否定していました。

では、いったいどんなところを否定していたのでしょうか?

  • ・時間がルーズなところ
  • ・片付けができないところ
  • ・気が利かないところ

確かにそういった面もあるかもしれません。
次に、周りの人達にはどんな良いところがあるのでしょうか?

  • ・場を盛り上げる力がある
  • ・商材を売る力がある
  • ・その人達が仕事をとってくることで会社が回っている

そうした素晴らしい面を持っていました。良いところは意識しないと気づくことができませんが、悪いところはすぐにわかってしまいます。そうやって眺めてみると、あることに気づきます。
「みんな、頑張っているんだなぁ」

僕がこのようなことが気づけたのは、自己対話をしていたからでした。自己対話のやり方は自分の答えに、「なぜ…?」「なぜ…?」と何回も問いかけていきます。

なぜ自分を認められていないと感じるのか。
なぜ周りの人達を否定するのか。
なぜ良いところに気づけなかったのか。

すると、いままで無意識のうちに感じていたこと、考えていたことがはっきりと言葉となって意識に表れてきます。意外と自分はこんなことを考えていたのか!と発見があるかもしれません。